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IBM Maximoでは、PDCAサイクルを用いて設備や資産情報を管理・可視化し、多様な設備管理を戦略的におこなうソリューションサービスです。この記事では、設備保全パッケージ「IBM Maximo」について紹介します。
IBM Maximoの価格に関する詳しい情報は、公式サイトに記載はありませんでした。
IBM Maximoの他に、短期導入に適している、IBM Maximoの機能を限定した低価格の「Maximo Base Kit」や、初期費用を抑えることが可能なSaaS版なども用意されています。
IBM Maximoは、資産管理や作業管理、資材管理や調達管理、契約管理やオプションでサービス管理と、6つの主要機能を備えています。保全管理に必要な基本機能が1つのパッケージになっているため、設備保全はもちろん保守メンテナンス作業まで、さまざまなニーズに対応し、統合的な保全管理が可能です。
拡張機能として、モバイル・スマートフォンとの連携が可能です。専用のIDをバーコードリーダーで読み取り、携帯から現場で作業指示の確認や報告ができます。報告は選択式。現場で入力する負担を最小限にします。
IBM Maximoの保守サービス情報と、GoogleMap等の地図ソフトが連携することで、保守情報を視覚的にし、作業効率をアップに繋げます。
公式サイトには各種マニュアルが用意されており、自由に閲覧・ダウンロードが可能です。オンラインでもセミナーを開催しており、配信済みのオンラインセミナーも見逃し配信のページから閲覧できます。
鉄製造のJFEスチールで培った設備保全や運用保守のノウハウを活かし、多様化する設備保全のニーズに対応しています。
公共施設の設備から、公共エネルギー事業者の社会インフラ設備など、さまざまな設備を対象に24時間・365日の稼働や設備資産の安全・安心を支えています。
安定稼働を目指す設備保全業務は、企業における重要経営課題の1つ。生産設備の故障によるダウンタイムにコストが取られていてはバランスが崩れてしまいます。
そのため設備の安定稼働と保全コストの削減を目指し、設備保全でのIoTの活用を積極的におこなっています。
Maximo は、エンタープライズ資産を管理する真の包括性を備えた IBM の傑作の1つです。パワフルで汎用性が高く、使いやすいです。これは、市場で唯一のエンドツーエンドの資産管理ソフトウェアです。機器の集中型データベースとして機能し、資産の監視と管理に役立ちます。機器がたくさんある場合は、Maximoが最適です。すべてを追跡するのに役立ち、機器の管理、保守、およびサービスに必要なすべてのツールを備えています。
Maximoを約2年間使用しており、使いやすさと生成されるレポートに非常に満足しています。Maximoを使用して、機器と作業指示書のリクエストを追跡しています。メンテナンス履歴レポートは、機器の故障を予測するのに役立ちます。また、従業員の時間を追跡し、個々の従業員の作業習慣に関するレポートを生成するためにも使用しています
安定した製品であり、あらゆる業界で業務を遂行するために通常必要とされる多くの分野をカバーしています。
そもそも設備保全システム(CMMS)とは?
できることと導入メリットを解説
東亜石油株式会社は、保有する石油精製設備および発電設備の安全かつ安定した稼働を維持するにあたり、設備保全管理の高度化および業務効率化を目指しました。
エクサと共にIBM Maximo Asset Managementを基盤とする新しい設備保全管理システム構築に臨み、複数のシステムに分断されがちな予算の立案から購買、発注、完工にいたる各プロセスおよびデータを統合することで業務効率を向上。
さらに設備信頼性やコストに関するKPI(重要評価指標)を設定しそれぞれの効果を“見える化”する分析機能を活用し、設備保全管理の全体計画および施策展開を支えるPDCAサイクルの精度を大きく高めています。
麻生セメント株式会社様(以下、麻生セメント様)では、設備の老朽化と作業員の高齢化が相まって“熟練者不足”が顕著になり、設備保全業務の遂行に課題を抱えていました。
そこで、IoTやドローンなどの先進技術を活用した次世代の設備保全を見据えながら、 “客観的なデータ”に基づく保全業務の実現を目指し、設備保全システムの構築を推進。業務効率化とコスト適正化に向け、保全業務に関するあらゆる情報の一元管理に取り組んでいます。システム導入以後の画面やパラメータの変更などの改修や運用を自社内で対応したいと考える麻生セメント様は、その核としてエクサの設備保全ソリューション Maximo Base Kitと、Maximo for Oil and Gasを導入し、設備保全業務の改革を進めています。
私たちは、他のアプリケーションと情報を統合および交換できるようにMaximoを構成しています。そして弊社全体だけでなく、ビジネスパートナー各社にも情報を包括的なビューを通じて提供しています。
すべての通信およびビジネストランザクションが、Maximoと統合された外部ポータルを通じて処理されており、ビジネスパートナーや取引先企業の担当者に、詳細情報をオンラインアクセスで提供してます。
IBM Maximoに着目した最大の理由は、世界中の公共機関やエネルギー産業、インフラ管理などの分野で多数導入されている実績と信頼感です。
障害や誤作動が許されない「ミッションクリティカル」と呼ばれる業務を多数抱えているエネルギーや公共インフラ分野での導入実績の多さは、信頼性の証だ。
PDCAサイクルを採用し、設備保全に必要な保全システムを、1つのパッケージに集約した「IBM Maximo」。個人に依存しがちな保全情報をシステムで見える化します。
携帯やGoogleMap等と連携できる拡張機能も提供。保守現場とオフィスが離れているケースでの作業報告の遅れや入力の負担を軽減できるサービスです。IoTを駆使した保全管理に特化した情報も公式サイトで提供しています。
オンライン相談会も随時開催されているので、気になる企業は一度相談してみてはいかがでしょうか。
MENTENA (メンテナ) |
MONiPLAT (モニプラット) |
e-serv (イーサーブ) |
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導入から運用までしっかりサポート |
まずは手軽に |
多分野での保全管理業務をサポート |
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導入費用 | 月額55,000円(税込) ※年間契約、10IDまで利用可 |
無料~ | 月額11,000円(税込) ※5ユーザから1年単位の契約 |
点検チェックシート | あり | あり | 記載なし |
サポート体制 | CSチームのサポート、 集合研修の開催 |
サポートデスク(メール・チャット) 専属スタッフによる設定代行 |
カスタマーサポートセンター |
公式HP | https://lp.mentena.biz/ |
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【選定条件】「アスピック」の設備保全管理システムページに情報のある12システムを調査(2023年9月6日時点)。
PCやスマートフォン、タブレットなどの「マルチデバイス・アプリ対応」で現場が使いやすく、
「国内開発」でサポートも安心な3つのおすすめ設備保全管理システムをピックアップしました。