公開日: |更新日:
設備保全業務とIoTの関係について解説しています。近年さまざまな分野で進んでいるIoT化。設備保全管理の領域にも影響を与えています。保全業務の効率化にあたって、IoTの導入が望ましいかどうかを検討していきましょう。
設備保全は、長らく「事後保全」と「予防保全」で進められてきました。この2つは保全の基本とされている考え方です。
もっとも古くから行われてきた「事後保全」は、設備が故障してから対処する保全方法です。設備自体が安価である場合などにはメリットが大きいのですが、設備が完全停止している間の損失が避けられないという難点があります。
その後、「なるべく設備が故障しないように」という考えで導入されたのが「予防保全」です。事前に立てた保全計画に基づいて定期メンテナンスする方法で、設備が停止する時間をできるだけ少なくできるようになりました。ただし、システム管理されていない場合には修理・交換が過剰になってしまいがちで、適切な耐用年数・回数の見極めが難しいというデメリットもありました。
近年、2つの基本に代わる考え方として新しく登場したのが、IoTを導入しての「予知保全」です。予知保全は、設備の状態を常に監視することで故障を防ぐ保全方法で、予防保全の一歩先の考え方として注目されています。
この予知保全では、IoT技術が活用されています。設備の稼働状況を計測するためのシステムにIoT技術が組み込まれており、情報を収集し可視化、ビッグデータ化します、これによって、故障の予兆の把握や、設備や部品の交換回数の最適化が簡単にできるようになりました。
従来は紙とペンあるいはExcelで情報を収集する方法が一般的でしたが、これらの方法はシステムと連携ができないことから、無駄が多いと言えます。IoT技術が搭載されている設備保全システムを活用すれば、保全業務を効率化が可能です。ただし、IoT技術を導入するには大きなコストが必要。システム化の第一歩としてはハードルが高すぎる面も。
本サイトでは紙・Excelでの管理からシステムへの移行の際におすすめの設備保全管理システムを多数紹介しています。「まずは業務をシステム化して設備保全管理をさらに効率したい!」と考えている方はぜひチェックしてみてください。
MENTENA (メンテナ) |
MONiPLAT (モニプラット) |
e-serv (イーサーブ) |
|
---|---|---|---|
導入から運用までしっかりサポート |
まずは手軽に |
多分野での保全管理業務をサポート |
|
導入費用 | 月額55,000円(税込) ※年間契約、10IDまで利用可 |
無料~ | 月額11,000円(税込) ※5ユーザから1年単位の契約 |
点検チェックシート | あり | あり | 記載なし |
サポート体制 | CSチームのサポート、 集合研修の開催 |
サポートデスク(メール・チャット) 専属スタッフによる設定代行 |
カスタマーサポートセンター |
公式HP | https://lp.mentena.biz/ |
MONiPLATの 公式サイトをチェック MONiPLATの 資料を請求する |
e-servの 公式サイトをチェック |
【選定条件】「アスピック」の設備保全管理システムページに情報のある12システムを調査(2023年9月6日時点)。
PCやスマートフォン、タブレットなどの「マルチデバイス・アプリ対応」で現場が使いやすく、
「国内開発」でサポートも安心な3つのおすすめ設備保全管理システムをピックアップしました。